エコワンで光熱費節約！快適＆エコなハイブリッド給湯器

エコワン（ECO ONE）は、電気とガスを組み合わせたハイブリッド給湯器です。光熱費の高騰に悩む家庭や、省エネ志向の家庭に選ばれています。

このコラムでは、エコワンを導入することで実現できる光熱費の削減や快適な暖房効果、CO₂排出量の削減などのメリットをご紹介します。仕組みや導入費用、補助金情報もわかりやすくまとめています。

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1.エコワンとは？ハイブリッド給湯器の基本

エコワンは、ガスと電気、2つのエネルギーを組み合わせたハイブリッド給湯器。お風呂やキッチンでの同時給湯もスムーズで、家庭用電気ガス給湯器として効率性と使い勝手に優れています。

1.1  エコワンの仕組みと特徴

エコワンは、空気中の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプユニット（電気）」と、必要な時に瞬時に大量のお湯を供給できる「ガス給湯器」を組み合わせた画期的なシステムです。

通常はヒートポンプでお湯を作り、省エネ運転。お湯の使用量の増加や冬場で効率が落ちる場合は、ガス給湯器がサポートします。

構成要素	主な役割	特徴
電気式ヒートポンプユニット	空気の熱でお湯を沸かす	・電気代を抑え、効率的な運転 ・お風呂やキッチンでの同時給湯に対応
ガス給湯器	補助給湯、大量給湯	・瞬発力が高く、安定給湯 ・急な来客時や冬場も安心

1.2  エコワンが注目される背景

エコワンが注目を集める主な理由は以下の3つです。

• 電気代・ガス代の高騰対策：ハイブリッド運転でコストを最適化し、両方のライフラインを確保
• 環境意識の高まり：CO2排出量削減に貢献
• 政府・自治体の支援や後押し：省エネ設備導入への補助金制度やZEH住宅の推進

2.快適な暮らしを実現！エコワンのメリット

電気とガスのハイブリッドシステムは、家庭をさまざまなシーンでサポートします。

2.1  光熱費の削減・節約

エコワン導入で約50〜60％削減可能（※）。PV活用モードで太陽光電力も活用すればさらに節約できます。
※：リンナイ株式会社の試算による。

  変動するエネルギー価格への備えにも
エネルギー使用量が少ない家庭ほど、エネルギー価格の変動による影響を受けにくくなります。
近年は電気料金の高騰により、かつて「光熱費の安さ」が大きな魅力だったオール電化住宅も、光熱費の安さに対するメリットが小さくなっています。リンナイの試算によると、ECO ONEを導入した電気・ガス併用住宅は、エコキュートによるオール電化住宅と比べて、年間光熱費が1万円以上安くなる結果が出ています。
※リンナイ株式会社のシミュレーション結果より

2.2  冬場の暖房もパワフルに！床暖房や浴室乾燥との連携

床暖房・浴室乾燥・ミストサウナなど温水設備と連携可能。寒い冬も家中を快適に保てます。

2.3  電気とガスのハイブリッドで災害時も安心

近年は「災害対策として、電気とガスの両方を使える環境にしたい」と考える家庭が増えています。
ECO ONEなら、電気やガスのどちらかが止まった場合でもお湯を使えるため、防災対策にも役立ちます。

• 停電の場合は、「停電対応モード」を利用したり、ECO ONEのガス熱源機をポータブル電源に接続することでお湯の供給が可能です。
• ガスが停止しても電気が使える場合は、ヒートポンプだけでお湯の供給ができます。

特に小さなお子さんや高齢者、ペットがいる家庭では、在宅での避難生活を考えると、お湯や水が使える安心感は大きく、自宅での生活の不便を大きく軽減してくれます。

2.4  高い省エネ性能

家庭のエネルギーの約65％は「給湯」と「暖房」に使われています。
エコワンは、給湯に必要な一次エネルギー消費量を従来型ガス給湯器と比べて約47％削減します。

2.5  CO2排出量削減に貢献

従来型ガス給湯器と比べて年間約56％のCO2排出量を削減。ヒートポンプで効率的に熱を再利用し、環境負荷を軽減します。

3.エコワン導入｜失敗しない選び方と効果を高めるポイント

エコワンの効果を最大限に引き出すには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

3.1  CO2排出量削減に貢献

エコワンにはさまざまな付加機能や貯湯容量のモデルがあり、それぞれ特徴が異なります。
以下の例を参考に十分検討してください。

検討項目例	考慮点
家族構成と使用量	・家族の人数 ・シャワーや入浴の頻度 ・キッチンやお風呂での同時給湯の頻度
設置スペース	・貯湯ユニットとヒートポンプユニットを置くスペースの確保 参考：160Lタイプの場合、奥行き55cm・幅200cm以上が必要
地域特性	・寒冷地：凍結対策モデル ・海沿いの地域：耐塩害仕様モデル
連携機能の要・不要	・床暖房 ・浴室乾燥 ・ミストサウナ　など

3.2  導入費用の見積もり

エコワンを導入するには、一般的に約60万円～100万円程度かかります。
さらに太陽光発電システムを同時に導入する場合は、100万円～150万円程度の追加費用が発生します。

タンクの容量や連携機能の有無などで金額が変わるため、専門業者との相談・見積もり確認が重要です。

3.3  どのモデルがどんな住宅に向いてる？エコワンの種類

エコワンは、住宅の形態や設置環境に応じて複数のモデルが用意されており、用途やライフスタイルに合わせて最適な機種を選べます。新築の戸建て住宅や集合住宅、既築戸建て住宅それぞれに対応しており、省エネ性能や設置のしやすさ、太陽光発電との相性など、目的に応じて選ぶことができます。

さらに、各モデルには給湯効率や設置スペースの違いがあるため、住宅環境や使用人数に合わせて比較検討することで、導入後の効果を最大限に高めることが可能です。

＜新築　戸建て住宅向け＞

• ECO ONE 160L
  フラグシップモデル。給湯省エネNo.1で、太陽光発電搭載住宅に最適です。
• ECO ONE X5 スタンダードタイプ
  コンパクトサイズで設置しやすく、狭小地住宅などにもおすすめ。

＜新築　集合住宅向け＞

• ECO ONE X5 集合住宅タイプ
  ベランダやパイプシャフトなど、集合住宅特有の設置環境に対応。ZEHマンションにも貢献します。

＜既築　戸建て住宅向け＞

• ECO ONE X5 プラグインタイプ
  既築戸建ての給湯器買い替えに最適。基礎工事や専用電気配線工事が不要で、導入もスムーズです。

4.エコワンを検討する上で知っておくべきこと

エコワンの導入は、暮らしやすさと家計改善に大きなメリットをもたらします。
しかし、ライフスタイルや使い方に合っていないと、その効果を十分に実感できません。

4.1  エコワン導入に向いている家庭・向かない家庭

エコワンには独自の特徴があります。家庭のライフスタイルと使用状況が一致しているかを確認することが重要です。
以下の表を参考に、導入のメリットと注意点をチェックしてください。

	ニーズ	ポイント
導入に向く	光熱費を削減したい	ガスと電気の燃料価格変動リスクを分散。効率的に光熱費を削減。
	CO2排出量削減に貢献したい	高効率運転で、従来の給湯器よりCO2排出量を大幅に削減。
	冬場の暖房にエコワンを活用したい	床暖房や浴室乾燥機など高熱量設備と連携可。
	お湯の使用量が多い	お風呂やキッチンで大量にお湯を使用しても、高い給湯能力で安定供給。
	初期投資よりも長期的なランニングコストを重視	導入費用は高めだが、低いランニングコストで初期費用を回収。
導入に向かない	初期費用を極力抑えたい	高機能のため、他の給湯器より導入費用が高くなる傾向に。
	お湯の使用量が少ない	単身世帯などお湯の使用量・使う頻度が少ないと、節約効果が実感しにくい。
	設置スペースが限られている	複数ユニットが必要なため、狭小住宅や集合住宅では設置が困難な場合も。

4.2 他の給湯器との比較

エコワンの導入を検討する際には、他の給湯器との比較検討も忘れずに。
それぞれの給湯器の特徴を理解し、ベストなものを選びましょう。

給湯器	初期費用	ランニングコストと安定性	環境性（CO2排出量）
エコワン （ハイブリッド給湯器）	高（補助金で軽減可）	・非常に低い （ガスと電気を最適利用） ・貯湯＋瞬間式で湯切れリスク小	優秀（高効率で大幅削減）
エコキュート （電気給湯器）	中～高（補助金活用可）	・非常に低い （深夜電力活用） ・貯湯式だが湯切れリスクあり	優秀（ヒートポンプ技術で大幅削減）
エコジョーズ （高効率ガス給湯器）	中	中（高効率だがガスに依存） ・瞬間式で湯切れなし	良好（従来型よりCO2削減）

給湯器	初期費用	ランニングコストと安定性	環境性（CO2排出量）
エコワン （ハイブリッド給湯器）	高（補助金で軽減可）	・非常に低い （ガスと電気を最適利用） ・貯湯＋瞬間式で湯切れリスク小	優秀（高効率で大幅削減）
エコキュート （電気給湯器）	中～高（補助金活用可）	・非常に低い （深夜電力活用） ・貯湯式だが湯切れリスクあり	優秀（再生可能エネルギー連携可能）
エコジョーズ （高効率ガス給湯器）	中	中（高効率だがガスに依存） ・瞬間式で湯切れなし	良好（従来型よりCO2削減）

5. 【2025年】エコワン補助金・キャンペーンの有無

悩ましい初期費用は、補助金やキャンペーンで負担減。
条件を満たすと補助金が交付されるため、導入や交換を検討中の人は、ぜひ確認しておきましょう。
※2025年8月時点の情報です。必ず各補助金事業の公式サイトで最新情報をご確認ください。

5.1 住宅省エネ2025キャンペーン｜給湯省エネ2025事業

家庭部門の省エネ推進を目的にし、国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携するキャンペーン。

給湯省エネ2025事業では、1台あたり8万円の基本額に加え、性能加算や撤去加算を合わせると最大で23万円を補助してもらえます。導入だけでなく買い替えにも適用されます。 参照：https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/

5.2 各自治体による独自の補助金制度

地方公共団体も、独自の補助金や助成金を設けている場合があります。たとえば湘南エリアでも、平塚市など複数の自治体が独自の補助金制度を用意しています。※ただし平塚市は、2025年度の募集は受付終了しています。

補助金額や申請方法等は、自治体ごとに異なります。

5.3 補助金の併用可否

住宅省エネ2025キャンペーンは、一部を除き地方公共団体の補助金制度と併用できます。
参照：https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/assets/doc/faq_combination.pdf

補助金制度を利用する場合、登録業者での施工が必須となるケースが多くあります。申請に不安がある場合は、代理申請が可能な業者を選ぶといいでしょう。

6. エコワン以外にも！各メーカーのハイブリッド給湯器

7. まとめ：エコワンで安心・快適、エコな暮らしをはじめましょう

エコワンは、ガスと電気のハイブリッド給湯器として、日々の暮らしに多大なメリットをもたらします。光熱費の大幅な削減、パワフルな暖房機能はその最たる例。また、CO2排出量削減や再生可能エネルギーの活用に貢献できるため、環境意識の高いご家庭にも最適です。そしてガスと電気のハイブリッド使用は、複数インフラの確保で災害時も安心。

補助金制度を活用し、安心かつ経済的、そして環境にやさしいエコワン導入をぜひご検討ください。